認定NPO法人しみん基金・KOBE
「与える支援」より「力を引き出す支援」
認定NPO法人しみん基金・KOBEは、地域を愛する多くの市民・団体・企業などが自発的に寄付という形で資金を提供しあうことで基金を形成し、市民活動団体に対して、開かれた自律的なルールによって助成金を拠出するコミュニティファンドとして、阪神・淡路大震災をきっかけに設立されました。
市民・企業市民からのご寄付を、毎年10月に公開での審査会で、公開投票を行い決定した市民活動団体に助成しています。この21年間で、213団体に約7,500万円の助成をいたしました。(2020年10月現在)
公開審査会の様子
特に被災地支援に関しては、「大規模災害被災地支援ボランティア活動基金(愛称:ずっと・こころ・つなぐ基金)」を創設して、各被災地へ駆けつけるなど復興支援を行う兵庫発のNPOへの助成事業を通じた継続的な支援を行っていくとともに、被災地の内外や支援団体間のネットワークづくりのバックアップをしています。
1.17 阪神・淡路大震災追悼行事の竹灯籠
保養キャンプの神戸須磨海岸で思い切り遊ぶ福島の子ども
西日本豪雨被災地の集会所でハンドマッサージをするボランティア
当基金は阪神・淡路大震災で体感した支えあい、助け合いのすばらしさを大切に、次世代を担う若者と手を携えながら、草の根活動を広げ、「誰一人取り残さない」をモットーにしていきます。
草の根活動とは、すなわち市民社会をつくる活動です。市民社会は、公共を、行政に頼るだけでなく、自律かつ自立した市民一人ひとりによる共助・互助で成していく社会であると考えています。
ご支援いただいた寄付金について
公開審査会で決定した助成先団体の成果報告は下記の通りです。毎年12月に前年度助成先団体が1年間の事業成果を報告する成果報告会を開催しています。
助成後の成果報告会の1コマ
2019年度助成のうち、1団体のセミナーの様子