KAKECOMI
(非営利任意団体KAKECOMI)隙間からはじめる、誰も置き去りにしないまちづくり
「駆け込み寺」と「コミュニティ」でKAKECOMI(カケコミ)
安全が守られていながら、地域と風通しよくつながっている。そんな願いを込めて名付けました。
KAKECOMIは2015年に活動を開始した市民団体です。ひとり親、こども、若者、女性、そういった社会的排除のリスクが高い当事者が中心となって運営しています。
学校と家の隙間にあるサードプレイス
KAKECOMIの活動のひとつが『まかないこども食堂たべまな』です。
たべまなは、学校と家の隙間にある第三の居場所。学校という閉ざされた空間では出会えない子どもたち、そして家族でも先生でもない大人たちと出会えるお茶の間です。
毎週月曜日の午後から夜にかけて開いており、出入りは自由、過ごし方も自由。晩ごはんが食べられる「こども食堂」でもあります。
「こどもはまかない・おとなはカンパ」が利用のルール。子どもたちは何かひとつのお仕事で、そして大人たちはお財布と相談してのカンパ(投げ銭寄付)で利用できます。ごはんを作るのも子どもたち。これは、子どもと大人との間に「してあげる・してもらう」という不均衡な関係を作らない、子どもと大人が『たべまな』という場を作り守る同志になるための仕掛けです。高校生のスタッフ(スカラシップ生)が中心となり、子どもたちの手によって運営されているこども食堂です。
子どもたちが寄り道できる余白、予期しない出会いが生まれる余白はどんどん狭くなっており、世界は日に日に閉じています。『たべまな』は安全に寄り道できるお茶の間。そして学校や家では言えない子どもたちの声が集まる場所です。そこに子どもたちの「生きづらさ」があれば、ソーシャルワーカーが医療機関や行政機関や弁護士などと連携し、「裏メニュー」としてサポートしています。
また、生活が困窮する家庭支援のために、地域の商店や農家の協賛をいただいて食料品の無償配布も実施しています。
制度の隙間に置き去りにされた人々のためのシェアハウス(シェルター)
日本において「家」は大抵の場合男性に所有されています。その家が安全でなくなった時、そこにいられなくなるのは女性と子どもです。しかし女性と子どもが新たに家(部屋)を得ることはとても困難です。
セーフティシェアハウスは、生活困窮や家庭内暴力などで住まいを失う危機にある女性と親子のためのシェルターです。暴力を伴わないDVやハイティーンの虐待被害女性、アフターケアが受けられない児童養護施設退所者、急に生活が困窮するケースなど、法制度の隙間に陥り公的な支援が受けられない人々を対象としています。
2軒5部屋あり、最大で5世帯8名が入居できます。家賃はかからず、入居料は水光熱費・共益費の人数割(ワリカン)のみ。入居料の支払いが難しかったり避難のための費用が出せない人のための基金を運営しており、手持ちの現金がなくても着のみ着のままでの入居が可能です。
ご支援いただいた寄付金について
寄付金はサードプレイス(まかないこども食堂たべまな)の運営およびシェルター(セーフティシェアハウス)の維持運営に使用します。
例えば1万円あれば、まかないこども食堂を1日開催し約20名の子どもたちに食事が提供できます。
また、年度決算の繰越金の一部をシェアハウス入居者支援の基金に拠出しており、皆さまからのご寄付が集まるとより多くの困窮する女性と親子が経済的な負担に怯えることなく「安全な家」を得ることができます。
寄付先一覧
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