「ノースブックセンター寄付買取」は「テトテ」に生まれ変わりました!
寄付買取での取り組みを大きくリニューアルしました!
これまで「ノースブックセンター寄付買取」(https://kifubook.com/)としてノースブックセンターでの通常買取と同様の基準で買取を行い、その買取代金を提携団体へ渡すことで社会に貢献する活動を行っておりました。
この度、寄付買取での取り組みを大きくリニューアルして「テトテ」というサービス名で8月1日からスタートしました。
今回は社会貢献という点から、さらに一歩踏み込んだ活動をしていきたいということで大きく下記の2点が新しくなりました。
1.テトテでは、お客様から送付頂いた買取荷物の査定作業の一部を就労支援施設の利用者さんにお願いすることにします。
利用者さんの特性上、「買取できるもの、できないもの」の基準をノースブックセンター本体での買取と寄付買取では変えることにしました。
具体的には、複雑なルールを止めてISBNがある新しい書籍のみを寄付買取の対象とします。
ISBNがないものは買取対象外となりますがノースブクセンターでは買取対象外としていた漫画や小説などもOKとなります。
※2023年5月1日より、上記の買取基準に変更がございました。詳細はこちらの記事にてご確認ください。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い致します。
2.当店では在庫などの関係で再販が難しいが、状態などに問題がなく、他で活かせそうな書籍は古本を使った就労支援を行っている施設へ無償で渡すことにします。
書籍を渡して就労支援施設での古本販売の作業に繋げていくことで、お客様から買取させて頂いた書籍を1冊でも多く次へ繋げていくと共に障がい者の方の安定的な雇用の場を提供するお手伝いをします。
きっかけ
「私達に必要なものはお金ではなく仕事です」
就労支援施設の方とお話ししていた中で出てきた発言がこの活動を前に進めるきっかけとなりました。
当初は就労継続支援B型事業所で働く利用者さんの工賃が時給換算で平均200円程度(※厚生労働省資料参照)という問題を寄付買取で解決できないだろうかと考えていました。
しかし、支援施設の経営者へ寄付買取の提案をすると返ってきた返事が冒頭のようなものでした。
もちろん工賃が上がることは喜ばしいことであることに間違いはないが、それ以上にやる仕事がないとそもそもとして成り立たないという事情もあることがわかりました。
一概にB型と言っても、利用者さんたちの能力やできることも1人1人異なり、かつ、毎日必ず通えるとは限らない中でできる仕事は当然限られてきてしまいます。
そういう中で当店では就労継続支援B型事業所の施設と協力して、まずは無理せずに働ける仕事を用意することにしました。
施設の方の「本が好きで楽しく通ってくれている利用者さんもいる」という声を聞いてやってよかったと実感しております。
将来的には、工賃UPへの取り組みと共に、ただ作業と場所を提供する役割だけではなく、就労支援施設の本来の役割である「就労」につながる技術やスキルを学べる場所にしていきたいと考えています。
障がいがある人でも働ける環境を、この活動を応援してくれる皆さんと作っていきたいと考えております。色々と制約のある寄付買取とはなりますが、皆様からのご協力何卒よろしくお願いいたします。